サムソン工房にて
一様に武器といっても、その形状、用法は様々である。Long-SwordやGaiant-Slayerのような、その重量を生かして叩き付ける打撃攻撃を目的とする剣はザナドゥにおいてもっともポピュラーな種のものである。剣ではないがMorning-Starなどもこの種に分類されるであろう。これに近い形で重量を生かしたBattle-Axeのような斧などの武器は、一刀両断を狙った切断系の武器である。若い冒険者たちは無骨な見た目に敬遠しがちだが、この手の武器は多目的に使う事が出来るので熟練の戦士たちは好んで所有する。Spear、Lanceなどのように突きを目的とした武器は、狭い塔内などでは扱いが難しい反面、広い場所では攻撃側のリスクの少ない武器である。空を飛ぶmonsterにも比較的対抗しやすい。もっとも特殊なのはMurasame-Bladeのような斬り付ける刀で、相手の攻撃を刀身で直接受けようものならば、刃こぼれによって一発で使い物にならなくなってしまう。
In the beginings,
when God created the earth
wasformless and desolate.
●Wepons from Shop
Dagger
夢による啓示を受け、王の前に集った勇気ある者の証として各々に授けられた短剣である。
鍛練の間、みなが必ず携帯し、それを見ては使命を思い起こして厳しい鍛練に耐え抜いたという。
Short-Sword
古来より身軽なハーフリングやエルフの武器として認知されてきたが、種族的にあまり武道に向いていない
人間にとっとも好適な武器である事がようやく認められてきた。
とても軽く、さばき易さではとても優れているが、いかんせん鉄製でなく青銅製のモノが多いため、
刃こぼれしやすく、すぐになまくらになってしまうのが欠点である。
Spear
南方部族やリザードマン等が好んで使う槍である。彼らの生活の中では様々な用途に使われる。
たとえば高い所の木の実を取る事はもちろん、岩壁を登ったり、飛ぶ鳥を撃ち落としたりと
熟練すれば利用価値は計り知れない。
買ったばかりのモノは少し長めなっているので調節を忘れずに。
Hand-Axe
きこりがHand Axeを使ってモンスターと器用に戦った事が有名になり、
各地の武器商人が売り出したのは誰もが知る所であろう。
この話を伝えたのは他の誰でもない時の王である。
まだ若かった王は近衛を率いてお忍びで国内の視察に出向いていた。
山岳地帯の森林の中でGrellと戦う一人のきこりの姿を見かけたのである。
今では近衛隊の新兵は入隊前に必ずHand Axeの白兵戦術を学ぶよう義務づけられている。
Long-Sword
Hand Axeとは違い、こちらは近衛隊の標準装備である。
近衛隊の与えられるLong Swordはサムソンの工房で作られている。
その柄尻に王家の紋章を刻む事を許された事からもわかるように素晴らしいものであり、
一般に出回っている者よりも格段に優れている。
もっとも、サムソン本人は大量生産にはあまり手を染めておらず、彼自身の作品は少ない。
Broad-Sword
太古の昔より、自他ともに認める戦士たちの持つ剣はこのBroad
Swordである。
破壊力はすさまじく、この武器さえあればザナドウの地下都市迷宮のかなり深部まで降りていけるだろう。
Morning-Star
金属の棒に鉄球を鎖で繋いだだけのモノだがこれを使いこなすにはかなりの熟練を要する。
あまりにも普通の武器とは勝手が違うためである。
その反面威力は絶大であり、かの猛者ラブレイもMorning
Star一振りで有名になった。
もっとも彼とて迷宮より戻ってはこなかったが、彼を知る者は彼の死を信じようとはしなかった。
Battle-Axe
Hand Axeと違い戦闘目的に作られた斧である。
槍と剣、そして斧という三役を果たすが
長い柄を持って振り回すのでかなりの腕力を必要とし
さらにその能力に見合うだけの価格のため、
見栄を張って買おうものならしっぺ返しを食らうであろう。
Lance
Spearの二倍ほどの長さを持ち、先端には丹念に鍛え上げられた刃が取り付けられている。
最適な長さは使用者の伸長の二倍とされる。
先端の刃には毒を塗って使うのが一般的で競技会など以外では、用途に応じて様々な毒が塗られる。
初めて使う者は無難なアルステートという蛇の毒を使うと良いだろう。
Halberd
伝説に登場する海の民ハルクーンが使っていたとされる武器をもとに考案された槍の一種である。
さすがに投げて使う事は出来ないが、それ以外ならばどんな武器の役割も果たす万能な武器である。
●Weapon from Legend
+2Battle-Axe
ヴァンダルキアの戦斧として一時は王の手元にあったのだが、
ガルシスのザナドゥ来襲と時を同じくして行方は失われている。
ヴァンダルキアとはガル湾付近の漁師たちに伝わる物語で
一振りの斧をめぐって戦が起こり、
それを静めるために数人の戦士が
悪魔の手に渡った斧を取り戻すまでの物語である。
Giant-Slayer
古の昔には神の持ち物であったという剣。誤って地上に落ちてしまった剣を
巨人が拾い、暴虐の限りを尽くしたので神は怒り、巨人の手からその剣を
取り戻し、人の手に委ねたという。
ザナドウの聖なる洞窟の建設の際に迷宮内に持ち込まれたとも言われているが
その存在すら噂でしかない。
Luck-Blade
持つ者に幸運をもたらすといわれる剣である。しかしながら一人の主人に仕える事の出来ない
運命にあるらしく、持ち主は次々と変わっている。最後に手にしたのは山岳地方の豪農であるらしいが
彼が行方不明になって以来、この剣の行方も定かでない。
たった1年で貧農から豪農へと成り上がった農民、
一介の兵士から称号を得るにまで至るようになった戦士、
姫に見とめられ王子となり国を継いだ青年の話など、
その効果のほどは、この類の話を挙げればきりのない事からも単なる噂ではない事が分かる。
Murasame-Blade
東方よりの剣士から伝え聞くには、王の首を切り落とすのに使われた魔性の剣だというが、
この国の言い伝えでは、南方のある漁村に辿り着いた無人の漂流船から発見されたといわれている。
あまり有名な剣ではないが、壮絶な力を秘めているらしいことは確認されている。
それは魔性の力なのだから危険であるとする者もいるが、
大方はそのような事は一切ないだろうと楽観視している。
Disrupt-Mace
名工サムソンによって鍛えられた矛先を持つ槍。
相手のかけた魔力を吸い取っては、自らの力としており、
サムソン曰く、最終的には矛先に触れただけで相手を死に追いやるだけの力を持つだろう。
もしそれが現実となれば恐ろしい武器となるが、
幸い現在は地下迷宮に紛れ込んで行方がわからなくなっており
当分の間は戦いに使われる事はないでだろう。
Vorpal-Weapon
勇者リディオンの剣。悪しき者と戦う時には持つものの精神に反応して輝き、
勝てばその輝きを七色に変えて雄たけびをあげるという。
リディオン自身の力も封じ込められており、戦いになるとその力が解放されるので
想像を絶するものとなる。
しかし、この剣は自ら持ち主を選ぶため、運良く見つけたとしても、
そう易々と使いこなす事は出来ないであろう。
ただし、この剣は未だ伝説上のモノであり実在するかすら怪しいものである。
Dragon-Slayer
この剣に関する逸話はどれも人知を超えたモノばかりである。
だがそれは決して大袈裟な事ではない。
全ての創造と破壊を司る存在、
神をも一刀両断に打ち砕く大いなる刃、
あらゆる伝承が伝えるようにそれらは全くの事実なのである。
ビオライン、ディルギオス、ヴァイデス、その前に崩れた竜の名を挙げれきりがなく、
ガルシス、ルーゴン、イシュタルなど、神ですらその前に姿を消した。
ガルシスを倒した若者によると、竜を一刀両断にするだとか
魔力を増幅させるとか、そういった能力は副次的なものにすぎず、
一番の能力は時空の修正が出来る事なのだという。
もっともこの剣を持つ事は容易ではない。
Vorpal Weaponのように拒絶されるだけならまだしも
この剣は分不相応なものが手にすればいともたやすく
剣にその身を支配されてしまうであろう。
かつて剣に支配され生きていたものはいない。
数百年に一人の英雄のみが、剣を持つ事を許されるのである。
なお、伝えられるその姿は刃にしても柄にしても
発見されるたびに変化を見せているが、むろんその能力に変わりはない。