魔法使いの塔
魔法使いの塔はMAPLE FORD地方のARCADIAN地域に位置するOL=DLEARKEによって建てられ、第九王朝時代に魔法使いのテンプルが設立されるまで多数の魔法使いを世に送り出してきた由緒在る塔である。OL=DLEARKE自身も塔の東に館を構えここに住んでいたとされ、その証拠にこの建物からは彼の記した石版が見つかり、ATLANTIC地域のJIM's SHOPのとなりに飾られている。
No sinner will ever travel that road.
Give strength to hand that are tired
and to nees that tremble with weakness.
Tell everone who is discouraged,
" Be strong and don't be afraid !
God is coming to punish your enemies "
afraid!
-魔法についての覚え書-
原理
魔法の原理は一定の法則にしたがい様々なところにあふれているエネルギーを、人間の意思力と霊的な能力によって多様な形に変換する事である。すべての魔法はこの世界の魔法の法則に従っており、まったくの無秩序などという事は決してない。すべては論理的であり、法則性をもっているのである。
魔法には様々な種類があるが、大きく分けて精霊の力を借りるものと、自己の精神力を具現化するものに分けられる。どちらを選択するかは各人の能力によるところが大きいが、集中力の持続する術者は前者を好み、持久力よりも精神力そのものが強い術者は後者を好む。
材料
魔法にはそれなりの材料が必要である。簡単な魔法は人間の体内にあるエネルギーを増幅、変換させればよいが、比較的大規模になってくるとそれに見合った材料が必要になるのである。代表的なものとしてはシロツメクサや、ヤマテノキなどの草木の葉、白粉石やブルークリスタルなどの鉱石が多用される。
種類
夢の啓示を受けし者たちにもっとも必要となるであろう魔法は、やはり攻撃の魔法である。以下にはその種類を記す。
Needle & Deg-Needle | |
素人目にはわからないが、Needleの魔法は2種類に分ける事が出来る。一方は精神を針として実体化させ相手に投げつけるもの、一方は杉の葉を鋼鉄と変えて相手の体内へ送り込むものである。後者は古典魔法に属しており、かなりの経験を要するため当然、迷宮内へと旅発つ諸君が使うのは前者のものとなる。最低限の精神力さえ伴えば誰にでも扱える魔法なので、呪文さえ覚えればすぐに使いこなせるであろう。Deg-Needleになると少しばかり精神力を必要とするので最初のうちはNeedleに慣れておくのが無難だろう。 |
Mittar & Deg-Mittar | |
これは、かの古代大魔術師OL=DLEARKEにより編み出された魔法である。Needleのように物質化した精神をぶつけるのではなく、不安定な精神波動を相手の精神に送り込み、思考の防禦力を麻痺させる。それによって相手は錯乱に身体を蝕まれ再起不能となるのである。しかしながら、そのような状態までに追い込むには数回に分けて徐々に圧迫をかける必要があり、即効性は弱いが、経験を積めば次元を超えて相手を呪中にはめる事も可能であったりと、効果は絶大である。 |
Deluge & Deg-Deluge | |
数百年の昔、大干ばつ危機に人々を救済するため大魔術師FUL-GRAHAMが生み出した魔法とされる。モンスターへの対抗手段として使われたのは彼の弟子がやむにやまれず使った事が始まりで、それを境に世界中に広まる事となり、諸々の魔術師の改良によってより効果の大きな魔法に変貌したのがDeg-Delugeである。 |
Fire & Deg-Fire | |
聖なる火の精霊を呼び出し、その力を自らの身体に憑依させて操る魔法であるが、火の精霊の力は炎を操ることくらいしか出来ないので、結局は炎で相手を焼く魔法ということになる。したがって、この魔法を使うには火の精霊との契約が必要であり、その契約とは術者と憑依した精霊との精神的な戦いに勝つ事である。もし仮にこの戦いに負けるような事があればもはやその呪文は効果をなさない。Deg-Fireともなるとかなりの高位精霊を呼び出さねばならず、強い精神力の持ち主のみが使う事を許された魔法といえる。もっとも、夢の啓示を受けた者ならば、必ずやこの魔法と使いこなせるであろう。 |
Thunder & Deg-Thunder | |
これはかなり複雑な魔法である。最近になってより簡単な魔法のかけ方が発見されたが、それでもなお失敗する可能性が高い。自分の周囲を雷雲で取り巻き、そこから発生する雷を操のだが、その場の大気の流れなどを考慮して雷の大きさを調節しなければ自身が危うい。経験からいって大切なのは落ち着いて呪文を唱える事。不安の念が混じっては本当に精神統一した事にはならない。なお、Thunderならば構わないがDeg-Thunderを唱えるには注意が必要である。その手に直接金属を持っていてはならないのである。面倒でも自滅したくなければ剣は鞘に納めることをお勧めする。 |
Poison & Deg-Poison | |
これも大魔術師OL=DLEARKEの創り出した魔法の一つである。かけられた者の血液を毒と化してしてしまう魔法で、効果は絶大、呪文もさして難しくはないので魔法の傑作とも称される事がある。OL=DLEARKEが原型を創り出してから二千年経った今でも、呪文や効果にほとんど手を加えられずにいることから、彼の偉大さを証明する魔法でもある。 |
Corrosion & Deg-Corrosion | |
人体には、常に何らかの病気が潜んでいる。それは精神的なものであったり、肉体的なものであったりするが、この魔法はその病気を通常の数千倍という早さで進行させ、肉体を一気に腐らせるものである。効果のある範囲が普通の魔法より小さいので出来るだけ接近することが必要となるため、精神統一をするのが難しい。 |
Tilte & Deg-Tilte | |
この世に存在する物質は、それを見る者のいる次元によって様々に姿を変える。一つの物質でありながら常に多面性を持っているのである。これはつまり逆を返せばその一片でも崩れた場合、物体は他次元においても崩壊をはじめる事を意味する。この原理を利用して、この世界では到底太刀打ちできない相手に対しても別次元からのアプローチによって、攻撃を与えるのがTilteなのである。ほとんどのモンスターはこちらの世界で実体を持っているので、本来在るべき世界では影のような存在でしかない。そのため、大抵の場合はたやすく相手を倒す事ができるはずであろう。 |
Death | |
大魔術師OL=DLEARKEによって生み出された最高峰の破壊力を持つ魔法。現在これを越える魔法は存在しない。この魔法は相手をまったくの無と化してしまうもので、他次元へ飛ばしてしまうだとかそんな生易しいものではない。まるで最初から存在しなかったかのように跡形もなく消してしまうのである。あらゆる次元の力場を術者の体内に集め、意図的にバランスを崩す事で生まれた空間の歪みを相手にぶつけるのだが、それが自然に正常化しようとするときに反動が来る。このためその危険性を考慮して、現在でもこの魔法を知るのはテンプルマスターのみとされている。 |